首長のすべきこと

国学力学習状況調査の結果をどう見てどう使うべきなのでしょうか?ずっと低迷を続けている大阪の首長だとしたら、何かできることはないか、何か行政的な支援も必要ではないか、と考えるのは当然だと思います。

しかし直接教育に携わる人たちに対して賞罰を与えてその結果に変化をもたらそうと安易に考えるとは信じられません。呆れてしまいます。それだけたいへんな大阪の地でがんばっている子どもたちや先生方をリスペクトできないなら大阪の首長であるべきではありません。

どうして大阪市民に選ばれた首長が、学力学習状況調査の結果に誇りを持てないのでしょうか。他の都道府県に勝敗で争うなら、もっと他のことで躍起になるべきではないでしょうか。


「全国学力学習状況調査の結果が今年も芳しくはありませんでした。全国的に見ても大阪の子どもたちの平均正答率はとても低いです。正答率と生活水準とが直結していることは明らかですから、大阪は引き続きたいへんしんどい地域だということです。そんな中で子どもたちは本当によく頑張っていると思います。市民のみなさんも本当によくがんばっておられます。日々悪戦苦闘されている先生方にも頭が下がります。たとえ秋田や福井の先生方と大阪の先生方を総入れ替えしたとしてもそれで結果は変わるはずがありません。大阪の生活水準の底上げを図るため私たち政治家はもっとがんばります。子どもたちも頑張ってください。先生方、どうか子どもたちの学力向上のために、引き続き力を貸してください!教育政策にはもっと力を入れます。」と言うような首長なら、大阪にももっといい先生が増えていくでしょうね。