加古里子さん逝く

絵本作家かこさとしさん逝く。

 

正直言って、私はえっと誰だっけ?という思いでニュースを聴いていた。まことに恥ずかしい話である。妻は違った。相当ショックを受けている様子だった。二人の子育ての中で、市の図書館にある加古さんのほとんどすべての作品を借りて帰っては読み聞かせていたという。

 

情けない。二人の子育てをほとんど妻にまかせっきりだった証拠である。二人の子が幼い頃、確かに我が家には絵本があふれていた。子どもたちは私の知らない間に、妻が毎日のように借りてきてくれた絵本の読み聞かせで大きくなったのだ。今の日本にこんな情けない父親が一人でも減るようにのぞむばかりである。

 

私たちの家庭で子育ての教科書だった絵本の作家 加古 里子 さんのご冥福をお祈りいたします。